ゴルバチョフ氏の特別寄稿から

 もし政治の行き着く先が戦争ならば、そのような政治は退けるべきです。今、世界に響かせるべきは別の言葉でしょう。それは「思い止まろう」です。

 今日、核兵器廃絶の戦いは、我々一人一人の責務であります。

 今、必要なことは「対話」です。恨みや非難や失望といった、感情にこだわった対話ではなく、「私たち人類には共通の運命があり、新たな脅威には誰もが脆弱である」との認識に基づいた対話が必要なのです。

 

聖教新聞2021年5月4日号から抜粋