変革の法理「三変土田」

今いる国土を仏国土に変えていく変革の法理である。
三変とは三度にわたって変えること。
土田とは国土・土地・場所の意味である。
釈尊は 仏に集ってもらうために、三回にわたって国土を浄めた。

 人が変わる。いな必ず善く変わることができる。
 環境も変わる。いな、必ず善く変えることができる。
 人間自身の内面世界を浄化していく時、同時に、外なる環境をも浄め、変えることができる。

 国家と国家の関係も、民族と民族の関係も、その根本をなすのは、人間の一念である。
 同じ人間であり、同胞であるとの認識に人びとが立ち、 不信を信頼に、反目を協調に、
憎悪を友愛に変えていくことである。
 つまり人間の一念の転換こそが、平和建設の要諦といえよう。

 人間の一念を転じ、仏の生命を顕現していくならば、国土を変え、この地上に、恒久平和を実現することもできるのだ。

大白蓮華2021年1月号から抜粋